ウェザーマスタークレストレビュー
今回は先日の南房総キャンプで初使用したコールマンのウェザーマスタークレストのレビューをしてみたいと思います。とはいっても、すでに廃版なので手に入りにくいかもしれませんが・・・。
自分が手に入れたのは廃版後、柏にあるアルペンアウトドアーズで在庫処分セールをしているときに偶然見つけて購入しました。
前々から気になっていた幕だったので、売却したカマボコテント2の後釜にと購入してしまいました。当初はオガワのツインクレスタにするつもりだったんですが、もう手に入らないかもしれないということでコチラを選択したんですね。
さて、このウェザーマスタークレストのデビュー戦は本来であれば3月の南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場になる予定でした。
しかし当日は春一番かと思ってしまうほどの強風で、設営途中で使用を断念。予備で持ってきていた同じくコールマンのエクスカーションティピが代打として活躍してくれました。
このように、クレストは設営後ならいざ知らず、設営時の風にはあまり強くありません。基本的にどんなテントでも設営途中の風には強くないとはおもうのですが、特にこのテントの弱点かもしれません。
基本的にエクスカーションティピもクレストも同じワンポールテントなんですが、設営の仕方が全く異なります。
エクスカーションティピはまずフロアをペグで固定した後ポールを立てるので結構な風の中でもがっちり固定されていて設営がとても楽。
対してクレストはワンポールテントではあっても比較的大きな前室を持つツールームテント的な構造で、グラウンドシートと幕体が固定されていません。グラウンドシートを固定した同じペグにフライのループを引っかけるタイプなので、設営時に強い風が吹いているとグラウンドシートとフライの間に風が入り込み、バタバタとはためいてしまい、立ち上げが非常に困難なんですね。
イマイチな点が続いてしまいますが、出入りがしづらいのもマイナスポイント。
クレストはその名前通り山の稜線のように綺麗な形をしていますが、そのせいでテントから外に出る際、ジッパーを開けるのが大変です。下部が前方に結構張り出しているので、しゃがんで開ける際に頭を幕にこすりつけるような形になってしまいます。雨の日などはここで結構気を遣うかもしれません。
続いて良い点です。
一番はポールの少なさと設営に力が要らないこと!これにつきます。
以前使っていたカマボコテントもクレストと同じく3本のポールしか使いませんでしたが、固定に非常に大きな力が必要になります。自分はちょっと力の入れ方を間違えて幕を破損してしまったこともありました。正直女性では設営が難しいんじゃないかとすら思います。
比べてクレストは設営時殆ど力を使わず楽に立ち上がります。サブポールの固定もクリップ式で外れにくいですしね(ただクリップ式は撤収時外しにくいですが)。
初回は説明書を見ながらだったので少しかかりましたが、慣れれば30分以内で余裕で建てられそうです。
続いての良い点はワンポールテントなのにツールーム的に使えること。
サブポールのお陰でワンポールテントのデメリットであるデッドスペースが少なくなっているので、結構な広さの前室が確保されています。
この前室は大人二人がゆったり使うに十分なほどで、冬のおこもりキャンプでも活躍してくれそうですね。
そして最後は形。
他にはない独特で綺麗な姿は結構目立つと思います。また廃版となってしまったこともあり、あまり他の方とも被りません。ワンポールなのでキャンプの雰囲気も満点ですしね。
このようにクレストは見た目と機能性をうまい具合にバランスさせ、一年中使えるなかなか良いテントだと思います。
ただモデルチェンジせず廃版となってしまったので、それほど人気は出なかったようですね。値段は定価で10万もせず、結構お買い得なモデルだとおもうんですけどね。
興味がある方はメルカリ等で探してみてください。まだまだ定価以下で新品が出品されていると思いますよ!
というわけで今回はクレストの初回レビューでした。